2017年06月01日

マティスとルオー展

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少し前ですが、マティスとルオー展、あべのハルカスで 観ました。 

私は若い頃からマティスは色のトーンとか構図とかが、何となく好みで、マティス
目当てだったのだけど、ルオーがものすごーく良かったのです。
古くからの友人ですごくルオー好きの人がいて、それをやっと共感できました。

彼等はエコール・デ・ボザールでギュスターブ・モローの教授の下で知り合い、
そのころから晩年まで、戦争の間も含めて、生涯を通じて交友関係が続いた。
展覧会ではほぼ半世紀に及ぶ直筆の往復書簡のいくつかを翻訳付きで展示。

しかし、親友とはいえ夫々の作品の個性はまるで違っているのも興味深かった。
師匠のモローは 表現として個性というものが 最も尊重されるものだと指導したとか。
その意味で、二人ともモローの影響をすごく受け、夫々の個性で表現方法を追及し
個性を発揮できたのだろう。 指導者としてのモローも素晴らしい。

マティスは富裕な商人の息子で十代後半に病気療養中に絵の道具を手にしたことが
きっかけで絵の道に目覚めたとか。 かたやルオーはステンドグラス職人の家に生まれた。

ルオーの若い頃はレンブラントの再来といわれたほどだそうで、そのデッサン力の生かされた
写実的な作品も残っているが、一般的に知られ、美術の教科書に載るような彼の代表的な
作品は 形も単純にデフォルメされ、黒い輪郭でむしろ無骨にも見える厚塗りの独特の絵。 
そんな絵はなんとなくステンドグラスをも連想させる。
その、一見単純なフォルムに見える絵が強く語りかける力を持っていて、魅了された。

マティスとルオーは ほぼ同年齢で共に20世紀フランス絵画を代表する
画家となり、双方80歳過ぎまでと長命で、数多くの作品を残した。

マティスは晩年、体を悪くして絵筆を持つのが難しくなり、切り絵という手法で
作品を沢山残した。「JAZZ」シリーズというのがその時の作品群で、
私がずっと海藻かワカメと思っていた図柄はなんと、サボテンだった。

近場の阿倍野で、興味深い展覧会が観れて、良かった。



posted by アメジスト at 13:09| Comment(0) | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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